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[学会情報]米国心臓病学会(ACC)学術集会2011
(2011年4月3日~5日 in ニューオーリンズ)
編集部が選ぶ注目トライアル
Late-Breaking Clinical Trials III
<Late-Breaking Clinical Trials III>
PLATINUM A Prospective, Randomized, Multicenter Trial to Assess an Everolimus-Eluting Coronary Stent System [PROMUS Element] for the Treatment of up to Two De Novo Coronary Artery Lesions
プラチナ合金EESのコバルト合金EESに対する非劣性が示される:PLATINUMの結果
エキスパートインタビューを読む: 新規ステントの再狭窄とステント血栓症に対する有効性が示された

新規冠動脈病変でのPCIにおいて,プラチナ合金エベロリムス溶出ステント(PtCr-EES)は,コバルト合金エベロリムス溶出ステント(CoCr-EES)に対し非劣性であることが,PLATINUM試験によって示された。

PLATINUM試験では,患者をPtCr-EES群(745例)とCoCr-EES群(735例)に割付けてPCIを実施し,12ヵ月後の標的病変不全(一次エンドポイント)の発生率を比較。Per Protocol解析でもIntention-to-Treat解析でも一次エンドポイント発生率に有意な群間差はみられず(群間差0.5%,95%信頼区間−1.3~2.3;0.3%,−1.5~2.2),その他のエンドポイントにも有意な差はなかった。発表者のStone氏は「有効性と安全性の両面において両群間に有意な差は認められず, PtCr-EESはCoCr-EESに対する非劣性を示した」とまとめた。

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