ALPHEE | Double Blind Placebo Controlled Dose Ranging Study of the Efficacy and Safety of Celivarone 50, 100 Or 300 Mg OD with Amiodarone as Calibrator for the Prevention of ICD Interventions or Death (ALPHEE) |
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‣エキスパートインタビューを読む: | それでもアミオダロンに代わる新薬の開発を |
Peter R. Kowey氏
植込み型除細動器(ICD)が植え込まれた不整脈患者を対象としたALPHEE試験にて,新規抗不整脈薬celivaroneの有用性と安全性を検討した結果,検討したいずれの用量においても,celivaroneはプラセボに比べICD作動+死亡の発生を抑制しなかった。
試験対象は,左室駆出率が40%以下のICD植え込み症例。対象患者はcelivarone 50mg群(109例),100mg群(102例),300mg群(113例),プラセボ群(109例),アミオダロン200mg群(53例)にランダムに割付けられ,6ヵ月間追跡された。一次エンドポイントである,心室頻拍/心室細動によるICD作動+心突然死の発生率は,celivarone 3群,アミオダロン群ともに,プラセボ群との有意差は認められず,celivaroneの用量依存性もみられなかった。二次エンドポイントの初回ショック+全死亡の発生率についても同様の結果であった。
発表者であるKowey氏は,「ICD植え込み症例のショック予防に対しては,新たな抗不整脈の開発が必要である」と述べている。
発表スライド等はこちらでご覧いただけます。
http://my.americanheart.org/professional/Sessions/ScientificSessions/ScienceNews/SS11-Late-Breaking-Clinical-Trials_UCM_432888_Article.jsp