MANTRA-PAF | A Randomized Multicenter Comparison of Radiofrequency Ablation and Antiarrhythmic Drug Therapy as First-Line Treatment in 294 Patients with Paroxysmal Atrial Fibrillation |
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‣エキスパートインタビューを読む: | (近日公開) |
Jens Cosedis Nielsen氏
発作性心房細動患者(PAF)において,初期治療としての高周波アブレーション(RFA)は,抗不整脈薬による薬物療法(AAD)にくらべ,2年後の7日間にわたる心房細動(AF)持続時間を有意に短縮させた。ただし,追跡期間中における累積時間の差は認められなかった。
PAF患者294例は,RFA群146例とADD群148例(クラスICまたはIIIの抗不整脈薬)にランダムに割り付けられ,2年間追跡された。平均年齢はRFA群56±9歳,AAD群54±10歳。一次エンドポイントであるAF持続時間は,2年後においてはRFA群のほうがAAD群よりも有意に少なかった(P=0.007)。もう一つの一次エンドポイントとされた2年間のAFの累積持続時間には,有意な群間差は認められなかった(P=0.10)。一方,二次エンドポイントである2年後のAF発生患者数,症候性AF発生患者数は,RFA群でAAD群より有意に少なく,身体的健康度(physical component summary)についてのQOLも有意に良好だった。心房粗動には有意な群間差は認められなかった。
発表者であるNielsen氏は,「上記の結果は,高周波アブレーションの第一選択としての妥当性を支持するものである」と述べている。
発表スライド等はこちらでご覧いただけます。
http://my.americanheart.org/professional/Sessions/ScientificSessions/ScienceNews/SS11-Late-Breaking-Clinical-Trials_UCM_432888_Article.jsp