Therapeutic Research は,医学・薬学の最新情報を提供する総合月刊誌です。国内外の最新エビデンス情報やオピニオン,各種シンポジウムの記録等を掲載しています。
今月号のトピック
● Roundtable
「新規リン吸着薬「炭酸ランタン」の登場と
これからの血清リン,カルシウム濃度管理」
司会 | 重松 隆 (和歌山県立医科大学腎臓内科・血液浄化センター 教授) |
稲熊 大城 (公立陶生病院腎膠原病内科 主任部長) |
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鶴田 良成 (明陽会明陽クリニック 院長) |
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深川 雅史 (神戸大学大学院医学研究科腎臓内科学分野長 准教授) |
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横山啓太郎 (東京慈恵会医科大学腎臓・高血圧内科 講師) |
慢性腎臓病に伴う骨ミネラル代謝異常(CKD-MBD)を,骨病変のみならず全身疾患と捉えることが,わが国の透析治療でも広く定着しつつあります。CKD-MBDの普及に大きな役割を果たしてきた「透析患者における二次性副甲状腺機能亢進症治療ガイドライン」(2006年)では,透析患者の血清リン,カルシウム濃度の治療指針が記載されています。ただ,実際に透析患者の血清リン濃度を管理するには,透析療法の限界,栄養状態,高カルシウム血症などの問題点があります。本座談会では,骨ミネラル代謝異常の治療をめぐり,リン吸着薬「炭酸ランタン」の臨床適応という新たな話題も含めて,透析医療のエキスパートの先生方に現状の問題点と今後の展望をご討議いただきました。
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