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[最新号紹介]

THERAPEUTIC RESEARCH vol.30 no.10 2009

■ Series:Mystery of platelet
第3回:急性冠症候群と血小板

■ Symposium
第10回肺高血圧症治療研究会

■ Symposium

■ 原 著


Therapeutic Research は,医学・薬学の最新情報を提供する総合月刊誌です。国内外の最新エビデンス情報やオピニオン,各種シンポジウムの記録等を掲載しています。

今月号のトピック
● Series:Mystery of platelet
第3回:急性冠症候群と血小板

  小田 満
(慶應義塾大学医学部臨床検査医学)
  白鳥宜孝・上妻 謙
(帝京大学医学部附属病院循環器内科)
  後藤信哉
(東海大学医学部内科学系(循環器内科))

血小板を中心とした閉塞性血栓の形成は,急性冠症候群や脳梗塞などのあらゆる血栓症に共通した発症機構である。近年,この概念はアテローム血栓症(atherothrombosis)と称されるようになり,有効な抗血小板薬の開発は,抗がん剤の開発と並ぶ重要なテーマになりつつある。とくに急性冠症候群治療において,抗血小板薬が果たした貢献は絶大である。

血小板は直径わずか2μmの無核の細胞断片であるが,その機能は複雑多彩であり,いまだ多くの謎に包まれている。シリーズ第3回をむかえた本稿では,「急性冠症候群」をテーマに,血小板のミステリーにせまった。

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