ホーム   >  最新号紹介   >   THERAPEUTIC RESEARCH 2010年   > vol.31 no.10
[最新号紹介]

THERAPEUTIC RESEARCH vol.31 no.10 2010

■ Roundtable
直接的レニン阻害薬アリスキレンの可能性を探る

■ Symposium
第11回肺高血圧症治療研究会

■ Review
臨床試験における大出血評価
—RE-LY試験結果からの考察—

■ 原 著


Therapeutic Research は,医学・薬学の最新情報を提供する総合月刊誌です。国内外の最新エビデンス情報やオピニオン,各種シンポジウムの記録等を掲載しています。

今月号のトピック
● Review
臨床試験における大出血評価
—RE-LY試験結果からの考察—

矢坂正弘
(国立病院機構九州医療センター 脳血管センター・臨床研究センター 脳血管内科)

抗血栓療法では,血栓・塞栓症の予防効果とともに出血リスクの低減が重要な課題 とされていますが,これまでに行われた臨床試験の出血基準にはさまざまな表現が使用されており,それぞれの試験により基準が異なる場合も多くみられます。基準や患者背景の異なる試験での大出血発現率の比較がしばしば行われており,その違いを考慮せずに安易に比較することは誤った解釈につながる危険性があるため注意が必要です。

本稿では,RE-LY試験およびそれに関連する抗凝固療法の臨床試験のデータを中心に,臨床試験における大出血の発現率に関わる要因について考察されています。

小誌では原著論文のご投稿を受け付けています。詳細は原著投稿規定をご覧ください。

目次・バックナンバー