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Renin Report No.3
Update for RAAS Research
■ Symposium
第58回日本心臓病学会学術集会ランチョンセミナー
■ 原 著
■ 症 例
Therapeutic Research は,医学・薬学の最新情報を提供する総合月刊誌です。国内外の最新エビデンス情報やオピニオン,各種シンポジウムの記録等を掲載しています。
今月号のトピック
● State of the Art:高血圧臨床研究の動向2011
降圧薬治療に関する大規模介入試験の評価を検証する
築山 久一郎
(介護老人保健施設 葵の園・川崎)
高血圧診療の根拠として,大規模介入試験および大規模(追跡)調査は臨床的な意義が大きい。高血圧関連の心血管疾患のリスクおよび降圧薬による抑制効果は,それらの成績やメタアナリシスを基礎に評価しており,これらの評価を科学的な実証の根拠として高血圧管理指針を作成し,日常診療を行っている。
しかし,大規模臨床試験には技術的な制約があり,その臨床応用には不満や批判も多く,試験成績はきわめて重大な疑問に答えていないとする指摘もある。本稿では,降圧薬治療に関する大規模臨床試験成績の評価上の問題点を述べる。
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