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[最新号紹介]

THERAPEUTIC RESEARCH vol.32 no.12 2011

■ Symposium
第75回日本循環器学会総会・学術集会ランチョンセミナー
硝酸薬(NO)の最近の知見

■ Symposium
第4回アジア太平洋不整脈学会学術集会
第26回日本不整脈学会学術大会
第28回日本心電学会学術集会
合同学術集会ランチョンセミナー
Antiarrhythmia Drug Therapy for Atrial Fibrillation —Lessons from the JCS Guidelines—

■ 原 著


Therapeutic Research は,医学・薬学の最新情報を提供する総合月刊誌です。国内外の最新エビデンス情報やオピニオン,各種シンポジウムの記録等を掲載しています。

今月号のトピック
● Symposium
第75回日本循環器学会総会・学術集会 ランチョンセミナー
「硝酸薬(NO)の最近の知見」
演者 室原豊明
(名古屋大学大学院医学系研究科循環器内科学)

2011年8月3日~4日に横浜で開催された日本循環器学会総会・学術集会のランチョンセミナーでは,名古屋大学の室原豊明氏により,硝酸薬について基礎研究から臨床試験まで,最新の幅広いエビデンスが紹介された。硝酸薬は内皮前駆細胞に作用して血管新生を促し,抗動脈硬化作用や心血管保護作用を有することが紹介された。また虚血性心血管疾患に対しては,硝酸薬を事前に投与しておくことで重症化を予防する試験成績についても報告され,硝酸薬の意義を再検討することの必要性が示された。


第4回アジア太平洋不整脈学会学術集会,第26回日本不整脈学会学術大会,第28回日本心電学会学術集会 合同学術集会ランチョンセミナー
「Antiarrhythmia Drug Therapy for Atrial Fibrillation–—Lessons from the JCS Guidelines—」
演者 池田隆徳
(東邦大学医療センター大森病院循環器内科)

9月18日~22日には福岡で3学会の合同学術集会が開催され,ランチョンセミナーでは東邦大学医療センター大森病院の池田隆徳氏より,ガイドラインに基づいた心房細動の薬物治療についての講演が行われた。薬剤選択に際しては,これまでイオンチャネルを中心に考えられてきたが,受容体も考慮すべきことや,副作用防止の注意点など臨床上重要なポイントが分かりやすく論じられた。心房細動の薬物治療にはいくつかの選択肢があるが,それぞれの薬剤の特性を考え,個々の患者に最適な治療を行うことの重要性が強調された。


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