Therapeutic Research は,医学・薬学の最新情報を提供する総合月刊誌です。国内外の最新エビデンス情報やオピニオン,各種シンポジウムの記録等を掲載しています。
今月号のトピック
● 原著論文
セレコキシブの急性疼痛に対する安全性および有効性の検討
—手術後,外傷後,抜歯後の疼痛患者を対象とした使用成績調査—
セレコキシブは,選択的COX–2阻害を特長とする非ステロイド性消炎・鎮痛剤(NSAID)であり,「関節リウマチ,変形性関節症並びに症状の消炎・鎮痛」,「腰痛症,肩関節周囲炎,頸肩腕症候群,腱・腱鞘炎並びに症状の消炎・鎮痛」に加え,2011年12月に「手術後,外傷後並びに抜歯後の消炎・鎮痛」(急性疼痛)適応が承認されました。
手術後,外傷後,抜歯後の患者に対する初回投与量が400 mgと高用量になり,新たに歯科領域に拡大して使用されることから,市販後の使用実態下で,本剤の急性疼痛に対する安全性および有効性を検討した使用成績調査が報告されています。
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