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[最新号紹介]

THERAPEUTIC RESEARCH vol.35 no.10 2014

■ Symposium
第46回日本動脈硬化学会総会・学術集会 イブニングセミナー
虚血性心疾患の二次予防と脂質低下療法の臨床試験:REAL-CADとEMPATHYを実例として

■ Symposium
第46回日本動脈硬化学会総会・学術集会シンポジウム
臨床研究のあり方

■ Symposium
第43回埼玉不整脈ぺーシング研究会

■ Review

■ 原 著

■ 症 例


Therapeutic Research は,医学・薬学の最新情報を提供する総合月刊誌です。国内外の最新エビデンス情報やオピニオン,各種シンポジウムの記録等を掲載しています。

今月号のトピック
● Symposium
第46回日本動脈硬化学会総会・学術集会 イブニングセミナー
虚血性心疾患の二次予防と脂質低下療法の臨床試験:REAL-CADとEMPATHYを実例として

1 大規模臨床試験の軌跡
 寺本民生(帝京大学 臨床研究センター)
2 REAL-CADにおける臨床試験の品質マネジメント
 大津 洋(順天堂大学大学院医学研究科 先導的がん医療開発研究センター)
3 EMPATHY研究:網膜症合併糖尿病患者に対するスタチンによる心血管疾患一次予防の有用性の検討
—Treat-to-Target治療の視点より
 伊藤 裕(慶應義塾大学医学部 腎臓内分泌代謝内科)

脂質低下療法の大規模臨床試験は,動脈硬化をどのように理解していくのかという流れの中の1つとして位置づけられます。本セミナーでは,最初に寺本民生氏が,脂質低下療法の大規模臨床試験がこれまでどのような観点から行われてきたのかを解説し,今後どういう方向に進んでいくのかを展望しています。

続いて,大津洋氏は,REAL-CADでの経験を踏まえて,臨床試験の質を担保するためのデータマネジメントを紹介しています。さらに,伊藤裕氏は,EMPATHY研究では透明性と独立性を維持したモニタリングシステムが組まれていることを紹介し,その研究成果が糖尿病網膜症治療でコレステロールをどこまで下げればよいのか,Treat-to-Targetにつながるエビデンスになることへの期待を述べています。

REAL-CAD:ピタバスタチンを用いた積極的脂質低下療法による心血管イベント発症抑制効果を検討するランダム化比較試験
EMPATHY研究:糖尿病網膜症合併高コレステロール血症患者のスタチン単独治療によるLDL-C目標値をTreat-to-Targetの視点から検証する多施設オープンラベルランダム化並行群間比較研究


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