Therapeutic Research は,医学・薬学の最新情報を提供する総合月刊誌です。国内外の最新エビデンス情報やオピニオン,各種シンポジウムの記録等を掲載しています。
今月号のトピック
● 原著論文
パーキンソン病に対するプラミペキソール徐放錠の特定使用成績調査(長期使用に関する調査)
パーキンソン病治療に有効なドパミン受容体作動薬(DA)は,徐放化によって衝動制御障害などの副作用が軽減する可能性が示唆されています。2011年にパーキンソン病治療薬として承認されたプラミペキソール徐放錠は,1日1回の投与で,1日3回投与の速放錠と同等の有効性と安全性を有することが報告されています。
本稿は全国110の医療機関で,2012年から2014年にかけてパーキンソン病患者を対象に行われた本剤長期投与の調査の結果です。この報告では,調査期間中に発生した有害事象や,UPDRS partⅢ合計スコアによる有効性の検討により,プラミペキソール徐放錠が使用実態下の長期投与で,安全かつ有効であることが示されています。
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