■ Information
特定認定再生医療等委員会の設置と運営
—ARO協議会第3回学術集会から
■ Information
日本循環器学会 第13回プレスセミナー
心不全から命を守る2
■ TOPICS
高齢・慢性多疾患保有時代における包括的心臓リハビリ実践のコツ
—第63回日本心臓病学会学術集会 教育講演6
■ TOPICS
慢性心不全のトータルケア:メディカルスタッフからの提言
—第63回日本心臓病学会学術集会 メディカルスタッフセッション3
■ Symposium
第63回日本心臓病学会学術集会 教育講演4
冠動脈イメージングの進歩
■ Symposium
第45回日本腎臓学会東部学術大会 よくわかるシリーズ9
小児特発性ネフローゼ症候群の新たな治療—リツキシマブ
■ 原 著
■ INFORMATION
日本語版サンフォード感染症治療ガイド更新情報
Therapeutic Research は,医学・薬学の最新情報を提供する総合月刊誌です。国内外の最新エビデンス情報やオピニオン,各種シンポジウムの記録等を掲載しています。
今月号のトピック
● Symposium
第63回日本心臓病学会学術集会(2015年9月18日・横浜)
冠動脈イメージングの進歩
赤阪隆史(和歌山県立医科大学循環器内科)
冠動脈イメージングの近年の進歩は目覚ましく,それらを用いた冠動脈の病変診断やインターベンション(PCI)のガイドとして日常診療での有用性が数多く報告されています。また,3D画像や複数の診断法との組み合わせにより,これまで得られなかった解剖学的,機能的情報が確認できるようになっています。
イメージング手法には,CTやMRI,血管内超音波(IVUS),血管造影,さらに光干渉断層法(OCT)などがあります。急性冠症候群は高度狭窄を有さない病変から生じることが多く,その原因となる不安定プラークを,これらの手法を用いて同定・診断することが重要です。現段階ではPCIの成績向上のほか,プラークの組織性状や進展・破綻の機序,薬物療法の効果などが日常診療で正確に評価できるようになっています。
本講演では冠動脈イメージングの各手法について,それぞれの特徴と有用性が解説されています。
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