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日本循環器学会 第33回プレスセミナー
"ストップCVD"
—禁煙・受動喫煙対策は循環器疾患予防の原点—
■ INFORMATION
再生医療等臨床研究を支援する再生医療ナショナルコンソーシアムの実現
■ INFORMATION
エンドオブライフ・ケア協会 設立2周年シンポジウム
ここからはじまるエンドオブライフ・ケア
—超高齢少子化多死時代における"つながり"を考える—
■ REPORT
アルツハイマー型認知症の臨床評価
—挿絵を用いて非専門職でも行えるABC認知症スケールの開発—
■ SYMPOSIUM
第66回日本アレルギー学会学術大会教育講演1
記憶型病原性Th2細胞によるアレルギー性気道炎症の病態制御機構
■ SYMPOSIUM
第50回埼玉不整脈ペーシング研究会
■ ORIGINAL ARTICLE
■ INFORMATION
日本語版サンフォード感染症治療ガイド最新情報
Therapeutic Research は,医学・薬学の最新情報を提供する総合月刊誌です。国内外の最新エビデンス情報やオピニオン,各種シンポジウムの記録等を掲載しています。
今月号のトピック
中山俊憲(千葉大学大学院医学研究院免疫発生学 教授)
● SYMPOSIUM
第66回日本アレルギー学会学術大会 教育講演1
記憶型病原性Th2細胞によるアレルギー性気道炎症の病態制御機構
これまで,自己免疫疾患やアレルギー疾患はTh1とTh2のアンバランスによって引き起こされると考えられていました。千葉大学大学院医学研究院免疫発生学 中山俊憲氏は,新たな考え方として,T細胞が記憶型細胞に分化する段階で,環境の影響により病原性の強いTh1/Th2/Th17細胞となり,これらの病原性Th細胞がTh1病(自己免疫疾患),Th2病(アレルギー炎症),Th17病(自己免疫疾患)と呼ばれる慢性炎症を起こすという「病原性Th細胞疾患誘導モデル」を提唱しています。
本講演では,アレルギー性気道炎症を引き起こす記憶型病原性Th2細胞の同定と,病原性Th2細胞がIL-33による刺激を受けてアレルギー性気道炎症が慢性化する機構について解説されています。また,最新の研究成果として,リンパ球の活性化マーカーであるCD69分子のリガンド,myosin light chain(Myl)9の同定と,CD69-Myl9システムによる気道炎症発症の新たなメカニズムについても紹介されています。
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