■ Information
日本循環器学会 第48回プレスセミナー
心房細動とフレイル
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呼吸ケア・フロントランナー
アドバンス・ケア・プランニングに基づく呼吸管理
—メディカルスタッフが牽引するNPPV—
■ Symposium
第5回日本サルコペニア・フレイル学会大会 シンポジウム5
サルコペニア・フレイルの診療ガイドラインからの展望
■ ORIGINAL ARTICLE
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日本語版サンフォード感染症治療ガイド最新情報
Therapeutic Research は,医学・薬学の最新情報を提供する総合月刊誌です。国内外の最新エビデンス情報やオピニオン,各種シンポジウムの記録等を掲載しています。
今月号のトピック
● Symposium
第5回日本サルコペニア・フレイル学会大会 シンポジウム5
サルコペニア・フレイルの診療ガイドラインからの展望
「サルコペニア診療ガイドライン2017年版」,「フレイル診療ガイド2018年版」が公表され,診断や治療などにはさまざまなアプローチが必要であることが示されています。第5回日本サルコペニア・フレイル学会大会「サルコペニア・フレイルの診療ガイドラインからの展望」では,5人の演者からそれぞれの研究に基づいた講演が行われました。
牧迫飛雄馬氏(鹿児島大学)は,高齢者に対する地域参加型の運動介入が身体機能維持に有効であり,今後フレイルを明確に定義した運動介入の効果を検証することが急務であると述べています。田中友規氏(東京大学)は,前向きコホート研究によりオーラルフレイルと身体的フレイル・サルコペニアの新規発症リスクの関連を解説し,佐竹昭介氏(国立長寿医療研究センター)は,生活習慣病(高血圧や糖尿病)治療薬がサルコペニア発症を予防する可能性を紹介しています。
藺牟田洋美氏(首都大学東京)は,閉じこもりなどの社会的フレイルは,身体的フレイルやサルコペニアにつながるため,高齢者への社会的フレイルの啓発を促しています。最後に,神﨑恒一氏(杏林大学)は,認知的フレイルの予防にはプレフレイルやもの忘れの自覚がある状態からの介入が必要と指摘しています。
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