Therapeutic Research は,医学・薬学の最新情報を提供する総合月刊誌です。国内外の最新エビデンス情報やオピニオン,各種シンポジウムの記録等を掲載しています。
今月号のトピック
●INFORMATION
日本動脈硬化学会プレスセミナー
食後高脂血症と動脈硬化
増田大作(りんくう総合医療センター りんくうウェルネスケア研究センター)
矢作直也(筑波大学医学医療系内分泌代謝・糖尿病内科)
最近の研究で,LDLのみならずトリグリセライド(TG)を含んでいるカイロミクロン(CM)レムナントなどのリポ蛋白も動脈硬化を発症させることがわかってきており,糖尿病や食後高脂血症の病態にも深く関連しています。TGは糖尿病患者で上昇しており,食後(非空腹時)にCMレムナントが貯まっている状態が食後高脂血症を発症させます。これらの疾患については動脈硬化リスクを総合的に評価し,早期に治療介入することが重要です。
日本動脈硬化学会プレスセミナーでは,増田大作氏(りんくう総合医療センター)が食後高脂血症について,矢作直也氏(筑波大学)が糖尿病と動脈硬化について解説しています。
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