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[最新号紹介]

THERAPEUTIC RESEARCH vol.41 no.6 2020

■ SERIES
血圧の常識,非常識~高血圧125年
高血圧は,生体に“essential(必要不可欠)”が常識だった

■ SYMPOSIUM
第55回埼玉不整脈ペーシング研究会

■ ORIGINAL ARTICLE


Therapeutic Research は,医学・薬学の最新情報を提供する総合月刊誌です。国内外の最新エビデンス情報やオピニオン,各種シンポジウムの記録等を掲載しています。

今月号のトピック
● SERIES
血圧の常識,非常識~高血圧125年
高血圧は,生体に“essential(必要不可欠)”が常識だった
桑島 巖(特定非営利活動法人臨床研究適正評価教育機構 理事長)

Series 2回目のテーマは「高血圧は,生体に“essential(必要不可欠)”が常識だった」です。現在では高血圧が心血管疾患のリスク因子であることはあたり前ですが,19世紀までは腎臓や心臓の機能を維持するための代償として,高血圧は生体に必要なことと考えられていました。1945年4月,第32代米大統領フランクリン・D・ルーズベルトが脳出血で死亡したことがきっかけとなり,心臓病や脳卒中の原因を究明するため1948年9月にフラミンガム心臓研究が開始され,ようやく高血圧が心血管合併症のリスク因子であることが科学的に明らかにされました。そして,わが国でも久山町研究,大迫研究およびHOMED-BP 研究などの疫学研究が行われました。

今回は,主に高血圧の認識が変化していく過程が述べられています。興味深いコラムも満載です。


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