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[最新号紹介]

THERAPEUTIC RESEARCH vol.41 no.8 2020

■ SERIES
血圧の常識,非常識~高血圧125年
ARB—狂騒の果てに
高齢者高血圧,下げるべきか—大規模臨床試験による検証の時代

■ REVIEW
キザルチニブ塩酸塩
—新規FLT3 阻害剤・キザルチニブの臨床試験成績—

■ ORIGINAL ARTICLE

■ INFORMATION
日本語版サンフォード感染症治療ガイド最新情報


Therapeutic Research は,医学・薬学の最新情報を提供する総合月刊誌です。国内外の最新エビデンス情報やオピニオン,各種シンポジウムの記録等を掲載しています。

今月号のトピック
● SERIES
ARB—狂騒の果てに
高齢者高血圧,下げるべきか—大規模臨床試験による検証の時代
桑島 巖(特定非営利活動法人臨床研究適正評価教育機構 理事長)

Seriesの今回のテーマは,「ARB—狂騒の果てに」「高齢者高血圧,下げるべきか—大規模臨床試験による検証の時代」です。

前半は,ディオバンをめぐる事件について概略が述べられています。本件は薬事法違反で裁判となり,論文不正防止のためのプロセスに対する「臨床研究法」が2018年4月に施行されるに至りました。薬剤の効果については少しでも高い評価が望まれますが,それを証明する研究に携わる担当者には,公明正大な対応が求められます。

後半は,EBMの根拠となるさまざまなトライアルが紹介されています。以前は下げるべきではないとされていた高齢者高血圧は,米国のSHEPにより降圧治療の有用性が明らかにされ,治療目標値が引き下げられました。事実に基づいた科学的な根拠により考えることが,真の結果をもたらすものと思います。


小誌では原著論文のご投稿を受け付けています。詳細は原著投稿規定をご覧ください。

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