■ SERIES
血圧の常識,非常識~高血圧125年
ARB—狂騒の果てに
高齢者高血圧,下げるべきか—大規模臨床試験による検証の時代
■ REVIEW
キザルチニブ塩酸塩
—新規FLT3 阻害剤・キザルチニブの臨床試験成績—
■ ORIGINAL ARTICLE
■ INFORMATION
日本語版サンフォード感染症治療ガイド最新情報
Therapeutic Research は,医学・薬学の最新情報を提供する総合月刊誌です。国内外の最新エビデンス情報やオピニオン,各種シンポジウムの記録等を掲載しています。
今月号のトピック
● SERIES
ARB—狂騒の果てに
高齢者高血圧,下げるべきか—大規模臨床試験による検証の時代
桑島 巖(特定非営利活動法人臨床研究適正評価教育機構 理事長)
Seriesの今回のテーマは,「ARB—狂騒の果てに」「高齢者高血圧,下げるべきか—大規模臨床試験による検証の時代」です。
前半は,ディオバンをめぐる事件について概略が述べられています。本件は薬事法違反で裁判となり,論文不正防止のためのプロセスに対する「臨床研究法」が2018年4月に施行されるに至りました。薬剤の効果については少しでも高い評価が望まれますが,それを証明する研究に携わる担当者には,公明正大な対応が求められます。
後半は,EBMの根拠となるさまざまなトライアルが紹介されています。以前は下げるべきではないとされていた高齢者高血圧は,米国のSHEPにより降圧治療の有用性が明らかにされ,治療目標値が引き下げられました。事実に基づいた科学的な根拠により考えることが,真の結果をもたらすものと思います。
小誌では原著論文のご投稿を受け付けています。詳細は原著投稿規定をご覧ください。
< 2022.5.16 >
〔ニュースリリース〕
No.51 – 心臓弁膜症について,高齢者・介護者の60%以上が「ほとんど知らない」または「全く知らない」と回答
< 2022.4.28 >
〔トピックス〕
子宮内膜症に伴う疼痛および月経困難症患者におけるドロスピレノン・エチニルエストラジオール錠の安全性および有効性の検討(2022年4月号) [オープンアクセス]
< 2022.4.28 >
〔トピックス〕
SGLT2 阻害薬の心保護作用とメカニズム(2022年4月号) [オープンアクセス]
< 2022.4.28 >
〔最新号紹介〕
THERAPEUTIC RESEARCH vol.43 no.4 2022
< 2022.4.11 >
〔トピックス〕
日本における慢性閉塞性肺疾患(COPD)—受診率および診断率を改善するには—(2022年3月号) [オープンアクセス]