■ SERIES
臨床高血圧125周年~論点の整理と将来展望
高血圧と心房細動
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第57回埼玉不整脈ペーシング研究会
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今月号のトピック
● SERIES
臨床高血圧125周年~論点の整理と将来展望
高血圧と心房細動
今井 靖(自治医科大学 薬理学講座臨床薬理学部門,内科学講座循環器内科学部門)
今月のシリーズは今井 靖先生が,心房細動発症のリスク因子としての高血圧について解説されています。
心房細動の有病率は加齢とともに上昇し,日本では80歳代の男性で約4%,女性で約2%です。欧米の臨床試験では心房細動の半数が高血圧を保有しているとされ,脳梗塞や出血のリスクとなることが示されています。今年報告された国内データベース(JMDC Claims Database)の症例を対象としたビッグデータ解析からは,高血圧と心房細動について注目すべき結果が示されました。心房細動のカテーテル治療後も,高血圧のコントロールが不良な例では心房細動の再発率が高く,高血圧管理の重要性が述べられています。
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