ホーム   >  最新号紹介   >   THERAPEUTIC RESEARCH 2023年   > vol.44 no.3
[最新号紹介]

THERAPEUTIC RESEARCH vol.44 no.3 2023

■ INFORMATION
心房細動の早期発見を目的とした、調剤薬局における「心電図記録による受診勧奨モデル」の実施状況と今後

■ SYMPOSIUM
第55回ペーシング治療研究会

■ ORIGINAL ARTICLE
子宮腺筋症に伴う疼痛の改善に対するジエノゲストの使用成績調査
・慢性腎臓病合併高齢急性心筋梗塞患者における腎機能に対する心臓リハビリテーションの効果
・Evaluation of patient usability of a clinical trials portal site in Japan

■ REPORT
一般大学生に対する健康教育に関する一考察

■ INFORMATION
循環器トライアルデータベース 最新情報
糖尿病トライアルデータベース 最新情報


Therapeutic Research は,医学・薬学の最新情報を提供する総合月刊誌です。国内外の最新エビデンス情報やオピニオン,各種シンポジウムの記録等を掲載しています。

今月号のトピック
● INFORMATION
心房細動の早期発見を目的とした,調剤薬局における
「心電図記録による受診勧奨モデル」の実施状況と今後
—心電計付き上腕式血圧計の活用事例から—

講演1
脳卒中の大きなリスク「心房細動」の早期発見
—心電図測定の機会創出が重要—

妹尾恵太郎 (京都府立医科大学不整脈先進医療学講座 講師)
講演2
「健康寿命日本一へ」をかかげる秋田県
—県民の健康状況について

小松功典 (秋田県健康福祉部健康づくり推進課 調整・健康寿命延伸班)
講演3
秋田県における「受診勧奨モデル」の実施状況について
佐藤一実 (一般社団法人秋田県薬剤師会 常務理事)

3月9日~15日の心房細動週間に向けてセミナーが開催されました。日本における心房細動の患者数は推定100万人超とされ,高齢化に伴い患者数のさらなる増加が見込まれています。心房細動は脳梗塞の原因となり,脳梗塞の既往にかかわらず認知症の発症リスクも上昇することが示されていますが,一般の認知度が低いのが現状です。また,心房細動の約4割は無症状といわれています。

本稿では妹尾恵太郎氏による心房細動の早期発見の重要性や心房細動アプリ®について,また,高齢化率1位で生活習慣病による死亡率が高い秋田県の小松功典氏,および佐藤一実氏が,それぞれ健康寿命延伸の推進への取り組み,「受診勧奨モデル」を用いた心房細動の啓発活動についての講演を紹介しています。


小誌では原著論文のご投稿を受け付けています。詳細は原著投稿規定をご覧ください。

目次・バックナンバー