■ INFORMATION
AMR臨床リファレンスセンター 2022年度総括セミナー
日本における薬剤耐性(AMR)対策の現状と今後の展望
■ SYMPOSIUM
第60回埼玉不整脈ペーシング研究会
■ ORIGINAL ARTICLE
・がん関連血栓症患者に対するリバーロキサバン治療時の治療にかかる医療資源の使用と医療費に関する調査
・An allometric scaling mathematical model for capillary-covered alveoli in mammalian lungs
■ REPORT
消化器専門医が臨床一般病院内科外来で診療した患者群?第3報?
■ INFORMATION
糖尿病トライアルデータベース 最新情報
Therapeutic Research は,医学・薬学の最新情報を提供する総合月刊誌です。国内外の最新エビデンス情報やオピニオン,各種シンポジウムの記録等を掲載しています。
今月号のトピック
● INFORMATION
AMR臨床リファレンスセンター
2022年度総括セミナー
日本における薬剤耐性(AMR)対策の現状と今後の展望
大曲貴夫
(国立国際医療研究センター病院AMR 臨床リファレンスセンター センター長)
国立国際医療研究センター病院AMR 臨床リファレンスセンター(厚生労働省委託事業)は,「薬剤耐性(AMR) 対策アクションプラン2016-2020」に基づき,「臨床疫学室」「薬剤疫学室」「情報・教育支援室」がさまざまな活動を行っています。セミナーではCOVID-19の影響で終了が2022年度まで持ち越された今期の総括が各室より報告されました。
本稿は大曲貴夫氏による報告を紹介します。日本では,メチシリン耐性黄色ブドウ球菌とフルオロキノロン耐性大腸菌による菌血症が直接の原因による年間の死亡数が2017年時点で約8000人と影響が大きいこと,一般市民へのAMRに対する正しい知識の普及はまだ広まっていない状況であること,2023年はグローバルにAMRの取り組みがなされることなどが述べられています。
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