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ACC/AHA/ESC心房細動管理アップデート包括ガイドライン

『心房細動管理ガイドライン2006』について,米国心臓病学会(ACC)/米国心臓協会(AHA)/米国不整脈学会(HRS)より,ここ数ヵ月で2回の限定アップデートが発表されてきたが,2011年3月7日,これらを組み込んだ『ACC/AHA/ESC心房細動管理アップデート包括ガイドライン』がCirculation誌webサイトにPublish Ahead of Printとして掲載された(PDF)。

2010年12月の限定アップデートでは,厳格な心拍数調節治療(レートコントロール)は緩徐なコントロールに勝る有効性はないことを示したほか,クロピドグレル,Dronedarone,カテーテルアブレーションについての改訂が行われた(関連記事)。また2011年2月には,直接トロンビン阻害薬ダビガトランについてワルファリン代替薬としてクラスIの推奨とした(関連記事)。 今回,Publish Ahead of Printとして掲載されたのは,これらのアップデートを組み込んだ包括的なもの。論文中では,改訂箇所に“UPDATED”と記されている。

主な改訂点は以下のとおり。

  • 心房細動患者への厳格な心拍数調節治療(レートコントロール)には,緩徐なコントロールに勝る有効性は見いだせない。
  • ワルファリンを用いることが出来ない場合,抗血小板薬クロピドグレル+アスピリンの投与は脳卒中を含む大血管事故の抑制のために考慮してもよい。
  • カテーテルアブレーションは心房細動患者において正常洞調律を維持するのに有益である。
  • 心房細動患者で脳卒中・全身性塞栓症のリスクを有する(人工弁,重症の弁膜症,重度の腎不全,進行した肝臓病の患者を除く)例における,脳卒中,全身性塞栓症予防のため,ワルファリン代替薬としてダビガトランは有用である(クラスI)。

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