ディー・シー・シー株式会社は,同社が開発した補聴具「プレスティン®」が,医療機器技術を紹介する米国のウェブジャーナル「medgadget」に掲載されたと発表した。
人が聞く音には気導音(空気の振動が外耳,中耳を経て内耳に伝えられる)と骨導音がある。現在,補聴器は気導音を増幅して音量を上げる気導式が主流だが,聴覚器官が常時大音量にさらされるため,蝸牛内の有毛細胞が損傷し,さらなる難聴につながるおそれがあった。また,骨伝導式補聴器も存在するが,気導式,骨伝導式ともに,老人性難聴を含む感音性難聴に対して十分な補聴効果のあるものは少なかった。
そこでディー・シー・シー株式会社は,厚生労働省の平成25年度障害者自立支援機器等開発促進事業の助成を受け,高度の感音性難聴にも対応できる「プレスティン®」を開発した。
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