2010年6月18日,サノフィ・アベンティス株式会社は,スルホニルウレア系経口血糖降下薬(SU剤)「アマリール®」(一般名: グリメピリド)に関して,小児2型糖尿病患者への投与ならびに成人2型糖尿病患者において1日0.5mgからの使用開始が可能となる用法および用量の変更の承認を取得したと発表した。
近年,食生活や生活リズムの変化の影響もあり,世界的に2型糖尿病患者の低年齢化が進んできている。日本でも1960年代から小児の肥満が増加し始め,これにともなって生活習慣病としての小児2型糖尿病も増加している。現在,成人ではさまざまな経口血糖降下薬が使用可能となっている一方で,日本人の小児における経口血糖降下薬の有効性や安全性の情報は十分ではなかったが,今回,小児2型糖尿病患者を対象に母集団薬物動態を検討した製造販売後臨床試験(POP6739試験)の成績や国内製造販売後調査データなどに基づいて,アマリール®の用法および用量の変更が承認された。
今回の変更により,近年,治療の重要性が高まっている小児を含めた患者1人1人の病態に応じたきめ細かい用量調節が可能になる。
【ニュースソース・問い合わせ先】
サノフィ・アベンティス株式会社
コミュニケーション部
TEL: 03-6301-4148
オリンパスメディカルシステムズ株式会社は,大腸癌などの検査および治療に使用される内視鏡の新製品として,「EVIS LUCERA 大腸ビデオスコープ OLYMPUS PCF TYPE PQ260L/I」(図1)を2010年6月より国内で販売開始すると発表した。
大腸は約120〜150cmの長さで4つの急峻な屈曲部をもち,内視鏡による検査・治療では,スムーズな挿入や,受診者への負荷の軽減が課題となっている。
「PQ260L/I」は,軽く腸壁に押し当てられただけで自然に曲がる「受動湾曲」機能(図2)を有しており,手元から先端への力の伝わりやすさを追求した「高伝達挿入部」とあわせて,急峻な屈曲部をもつ大腸でのスムーズな挿入をサポートするとしている。
先端部は細径化され,9.2mmとなった。直径2.8mmの鉗子口を装備しており,高周波スネアなどの処置具が使用可能であるほか,ポリペクトミーや内視鏡的粘膜切除術(EMR)などの治療も可能である。
【ニュースソース・問い合わせ先】
オリンパスメディカルシステムズ株式会社 販売本部 CIセンター
TEL: 03-3340-7149 FAX: 03-3375-7596
< 2010.7.01 >
〔最新号紹介〕
THERAPEUTIC RESEARCH vol.31 no.6 2010
< 2010.6.28 >
〔ニュースリリース〕
No.17 – 2010: 「「アマリール®」が小児2型糖尿病患者にも使用可能に」ほか
< 2010.6.24 >
〔トピックス〕
[トピックス] 脳卒中の予防啓発活動の重要性
< 2010.5.31 >
〔最新号紹介〕
THERAPEUTIC RESEARCH vol.31 no.5 2010
< 2010.5.11 >
〔最新号紹介〕
THERAPEUTIC RESEARCH vol.31 no.4 2010