米国心臓病学会(ACC)2010

3月14日〜16日,アトランタ(米国)において,米国心臓病学会(ACC)の学術集会,およびインターベンション領域を対象にしたI2 Summitが開催された。本学会は心血管領域の最重要学会の一つであり,毎年,世界100ヵ国以上の専門家が参加している。3日間にわたり,臨床教育から,最先端の臨床知見やテクノロジーにおよぶ幅広いセッションが行われた。

なかでも,“Late-Breaking Clinical Trials(LBCT)”は,初めて臨床試験の結果が発表される注目のセッションである。ここでは,とくに臨床医の関心が高いと思われる5試験を取り上げ,その発表概要を紹介する。

<掲載・掲載予定>

●LBCT I

2型糖尿病における脂質治療の心血管イベント予防効果

2型糖尿病における強化降圧療法の心血管イベント予防効果

耐糖能異常例におけるナテグリニドとバルサルタンのアウトカムへの効果

●LBCT II

永続性心房細動におけるレートコントロールの有用性:緩やかvs厳格なコントロールの比較

心房細動におけるカテーテルアブレーション治療と抗不整脈薬治療の比較