■ Opinion
早期動脈硬化病変としての「内皮機能低下症」
−危険因子と予防因子−
■ Symposium
第3回循環器病学の論点
■ Symposium
GERD研究会第13回学術集会
■ Review
JSH2009から学ぶCKD合併患者の降圧治療
−イルベサルタンの腎障害抑制メカニズム−
■ 原著
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今月号のトピック
● Opinion
「早期動脈硬化病変としての「内皮機能低下症」
−危険因子と予防因子−」
橋本正良(神戸大学医学部附属病院 総合診療部)
動脈硬化性疾患では,その早期病変として内皮細胞の器質的あるいは機能的異常が認められています。筆者は,臨床的または顕在性動脈硬化症の前段階に内皮機能障害がみられることを,現象面から「内皮機能低下症」と提唱しています。
本稿では,早期動脈硬化を検査する方法は複数存在し,それぞれの特徴を生かした適応と結果の解釈が必要であること,そして内皮機能低下症では既知の危険因子を治療することの重要性が示されています。また,内因性女性ホルモンには抗動脈硬化作用が期待され,妊娠出産の経験と動脈硬化予防との関係を疫学的に検討しています。さらに,予防因子の介入がいかに内皮機能低下症に関与するかは,今後の課題とされています。
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< 2010.7.01 >
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THERAPEUTIC RESEARCH vol.31 no.6 2010
< 2010.6.28 >
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No.17 – 2010: 「「アマリール®」が小児2型糖尿病患者にも使用可能に」ほか
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< 2010.5.31 >
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