■ Series
Mystery of platelet 動脈硬化/炎症と血小板
■ 対談
高血圧と交感神経系ー適切な降圧治療を考える
■ 今月の話題
2008高血圧治療フォーラム
■ Symposium
第5回メタボリックシンドローム研究会
■ Review
炭酸ランタン製剤経口投与後のランタンの組織分布について
■ 原著
Therapeutic Research は,医学・薬学の最新情報を提供する総合月刊誌です。国内外の最新エビデンス情報やオピニオン,各種シンポジウムの記録等を掲載しています。
今月号のトピック
● 今月の話題
「2008高血圧治療フォーラム」
演者 | 石井 當男 (横浜船員保険病院 名誉院長) |
成瀬 光栄 (京都医療センター内分泌代謝高血圧研究部 部長) |
|
佐藤 和雄 (日本妊娠高血圧学会 理事長) |
2000年に発足した「高血圧治療フォーラム」は,循環器領域のオピニオンリーダーが注目のトピックについて徹底討論するという,きわめてユニークな研究会です。今回も各テーマごとに1時間の討論が設けられ,ガイドラインにおける課題からエビデンスの解釈,臨床経験にいたるまで,白熱の議論が展開されました。
「後期高齢者の高血圧治療」では,横浜船員保険病院の石井當男氏より,同氏が統括したJATOS試験のデータが紹介されました。討論では,とくに降圧目標値に関する意見が多く出され,海外のエビデンスを含めた幅広い視点での議論が進みました。
「原発性アルドステロン症の診断と課題」では,京都医療センターの成瀬光栄氏より,JSH2009で推奨された治療法の詳細が解説されました。多くの出席者から質問が相次ぎ,病態や治療への理解が深まる,充実した討論となりました。
「妊娠高血圧症候群の定義・分類とその治療」では,日本妊娠高血圧学会の佐藤和雄氏より,妊娠高血圧症候群の降圧治療に関する紹介がありました。わが国では,妊婦で承認されている降圧薬に大きな制限があります。討論では,適応外使用の経験や注意点などが話し合われ,今後の課題が改めて浮き彫りになりました。
本誌掲載の記録集では,各演者による口演と討論の模様を紹介します。
小誌では原著論文のご投稿を受け付けています。詳細は原著投稿規定をご覧ください。
< 2010.7.01 >
〔最新号紹介〕
THERAPEUTIC RESEARCH vol.31 no.6 2010
< 2010.6.28 >
〔ニュースリリース〕
No.17 – 2010: 「「アマリール®」が小児2型糖尿病患者にも使用可能に」ほか
< 2010.6.24 >
〔トピックス〕
[トピックス] 脳卒中の予防啓発活動の重要性
< 2010.5.31 >
〔最新号紹介〕
THERAPEUTIC RESEARCH vol.31 no.5 2010
< 2010.5.11 >
〔最新号紹介〕
THERAPEUTIC RESEARCH vol.31 no.4 2010