■ Opinion
国際学会にみる抗血栓臨床研究の最前線(ESC2009)
■ 対談
治療抵抗性高血圧の定義とその対策とは
■ Symposium
第36回関西高血圧研究会
■ Interview
尖圭コンジローマの新しい薬物療法
■ 原 著
Therapeutic Research は,医学・薬学の最新情報を提供する総合月刊誌です。国内外の最新エビデンス情報やオピニオン,各種シンポジウムの記録等を掲載しています。
今月号のトピック
● OPINION
国際学会にみる抗血栓臨床研究の最前線(ESC2009)
後藤 信哉 (東海大学医学部内科学系(循環器内科)) |
2009年,抗血栓療法の新たな時代が幕を開けた。欧州心臓学会(ESC2009)の最大セッションHot Lineでは,16件のうち5件で抗血栓療法のトライアルが採択され,うち3件は新薬(ticagrelor,dabigatran,otamixaban)の検討結果であった。
抗血栓薬について検討したトライアルに対する最大の焦点は,「出血リスクを最小限に留めつつも血栓によるイベントを抑制する」という難題に応えられるか否かである。さらに,臨床試験で認められた安全性・有効性はいつ・だれに・どのように用いれば発揮されるのか,既存薬の役割はどう変わるのか。ここでは,新旧抗血栓薬に対する期待とともに,いま日本の臨床家が行うべき治療のあり方について,日本の血栓症研究をリードする,東海大学の後藤信哉氏に解説してもらった。
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< 2010.7.01 >
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THERAPEUTIC RESEARCH vol.31 no.6 2010
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