Tomaselli氏にAHA2008の会場で聞いた |
■AHAでの発表はまさに“Late-Breaking”■
今回のLBCTには60のトライアルの応募があり,そのなかから16のトライアルが選ばれました。 すべてのトライアルは学術集会プログラム委員会の小委員会でレビューされています。この小委員会には学術集会プログラム委員会の議長,副議長と臨床試験の評価のエキスパートが入っています。
LBCTとされるのはインパクトの強い,すなわちその結果が,実地臨床に強い影響を与えると考えられるトライアルです。つまり(1)心血管病の多くの人に影響する,なんらかの治療戦略を検討していること,(2)あまり一般的ではない心血管病でも治療方法が限られているもの,(3)重要な観察研究です。
通常,LBCTに選定された時点では,そのトライアルの結果は得られていません。LBCTへの応募期限が6月末である一方,トライアルの終了が夏であることが多いためです。ですから,AHAでの発表はまさに”Late-Breaking”なのです。AHAのはじまる間際に最初の解析が終わるのでまさにホットニュースといえるのです。
小委員会でLBCTを選定する際には,同時に登壇する指定討論者,パネリストも決定します。
最近は,多くのトライアルが“ネガティブ”な結果となります。薬剤が新しいベネフィット,効果をもたらすかを調べているからです。しかし,ネガティブトライアルは興味深く,重要なものです。それによって,新たな仮説が作られたり,二次エンドポイントの結果が興味深かったり,新たなことを考えさせてくれる刺激になるからです。
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冠動脈疾患をもつ2型糖尿病患者における冠動脈硬化進展抑制効果—ロシグリタゾンvsグリピジド
< 2010.7.01 >
〔最新号紹介〕
THERAPEUTIC RESEARCH vol.31 no.6 2010
< 2010.6.28 >
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No.17 – 2010: 「「アマリール®」が小児2型糖尿病患者にも使用可能に」ほか
< 2010.6.24 >
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[トピックス] 脳卒中の予防啓発活動の重要性
< 2010.5.31 >
〔最新号紹介〕
THERAPEUTIC RESEARCH vol.31 no.5 2010
< 2010.5.11 >
〔最新号紹介〕
THERAPEUTIC RESEARCH vol.31 no.4 2010